【神戸ロマン】特集
兵庫県神戸市・北野町に構える異人館「風見鶏の館」”旧トーマス邸”は、昭和53年(1978)、国指定重要文化財に認定されました。異人館のシンボルマークとなった風見鶏は、まるで神戸開港時の明治後期から現代までの街並みを目に映している様です。
ドイツの貿易商であったG・トーマス氏はこの館を居住地に、また海外の客人を招待する迎賓館としていました。純ドイツ建築の造りや装飾が特徴である風見鶏の館をはじめ、周辺の建築などからは当時の様子が空間として残っています。「神戸のロマン」を肌で感じられる北野は、情緒溢れる街並みをもつ多文化地域です。1858年の日米修好通商条約後、開港地の一つとして選ばれた神戸は西洋との文化交流を経て発達し、様々な様式の建築が集まっている点も特色のひとつです。
また、北野地区では景観条例が制定されています。古い校舎を生かした工房や新しいお洒落なレストランが生まれるなどの動きもあり、特に異人館街は外国の伝統建造物が違和感なく街並みに溶け込んでいます。
〜有田伝統の窯元から〜
しん窯による「異人シリーズ」は2002年に誕生しました。シンプルで味わい深い幾何学紋から、パイプをくわえたりマントを羽織った異人さんなど楽しいデザインまで、どれも軽快・丁寧な筆跡による染付のうつわが並びます。凛とした雰囲気漂う白と藍の逸品は、17世紀から続く伝統工芸品・有田焼の魅力をストレートに感じさせるようです。江戸時代から明治時代にかけて、この”呉須”という絵付けから次第に複色のやきものへと進化し、当時作られたうつわが「古伊万里」と言われ食卓で重宝されてきたことからも、有田焼は日本の美しさを連想させるうつわとして親しまれてきました。
神戸ロマン第1弾「港編」 コンパクトに収納可能なプレートセット。
それぞれの手作り、手描きの味わいをお楽しみいただけます。
・オーバルプレート 4,500円 ・マグカップ 4,500円 ・スープ皿 3,500円